投稿日 |
: 1999年5月1日(土) 19時19分 |
氏名 |
: aiai |
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メッセージ:
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広石のライブに行ってアイツなんて言ったと思う?
わけわかんねぇ 何がやりたいのかさっぱりわかんない まるでコミックバンドだねって。
エアロスミスありディ−プパープルありみたいな
もっと箱で(ちっちゃなライブハウス)やってればいいんだよ
客の反応見れば一発でわかるじゃん 目の前においしそうなものがあって 食べようかなどうしようかなって考えて やっぱり食べるみたいなアンコール見ててそう思ったって。
業界人は 人や業界の裏側ばかりを見てしまう。番組やアルバムをプロデュースする側も妥協はできないのだと。それは 価値観が違う そんな言葉では片付けられない。アイツは 広石のことを何も知らないから そんな見方しかできなかったのだとは思うけれど。
私自身 正直いって今の広石のやっている音楽にそれほど魅力を感じている訳ではなく、でもいろんなものと戦いながら頑張っている そして頑張ってきた広石が広石らしくいられるように他の誰でもなく あたしが 見守っていてあげたい そんな思いから広石のライブがあると聞けば足を運んでいるそんな程度だけど。なにがやりたいか コンセプトアルバムを制作するのはもうアップビート時代 バンドでやり切ったんじゃないかなって。広石の好きな音楽のルーツってたくさんあると思うんだけど今は好きな音楽をこだわらずに思いのままやってるような気がして。
プロとしてミュージシャンをやっている限り 時代に合ったもの 売れる音楽を要求されるのは当たり前で そんな制約の中でいかに自分達のカラーを失わずに制作できるか
それができないなら 趣味でやってればいいんだよ それもごもっともだけど、あたしが好きになったアップビートは周りがどんなに時代に流されようと決して自分達のスタイルをくずさなかった それを若さゆえの反発と受け取る人もいるかもしれないけれども世の中のどうにもならないことを なんとかしようとする その姿勢がすごく好きだった 誰にでもできないことをやってるからこそ 人の心を動かすことができるんじゃないかなって。
自分の夢を守り抜くこと というのはホントに難しい。夢を見る前に現実が追いかぶさってきて “夢”なんてそんなきれいな言葉で語れなくなって いつのまにか“野望”へと変わっていく どうせこんな世の中なんだから ってね。それがアイツなんだと思う。
アイツの生き方を否定するつもりはないし ある意味否定できないところもあって フリーとしてなんの保証もない状況の中で 自分がつぶされてしまうとしたら そうならざるを得ないわけだから。アイツが直接的な犠牲者だとしたら あたしたちは間接的な犠牲者なのかもしれない なんて思ってしまった。
それにしても 広石は こんな奴等の中で戦ってたんだな なんて感じた そしてあたしは広石の敵に当たるヤツを好きになってしまったんだと思うとすごく複雑な気持ちになる。
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