JAMMING PAPER VOL.4
Jamming Prologue
 at 東京都 赤坂BLITZ

1
シック・オブ・ドラッグス // ワイルド・ハーツ
FISHING FOR LUCKIES / THE WILDHEARTS. AMCE-935
レコード会社とさんざんモメて、一時は解散したい!なんて言っていましたが(いやぁ~気持ちわかるよ、まったくメーカーってなぁ...)メデタク新譜が届きました!!
  そのゴタゴタの元となった、ファンクラブ用音源に新曲をプラスしてのNew Album。今回も彼等の持ち味"へヴィだがポップで、どこかセンチ"(妙な説明だ)は健在。  しかし、このジンジャーの作るリフとメロディーはスゴイ!の一言。およそポップとは無縁なリフを強引にねじ込んで気持ち良くしてしまう...
彼は天才だね、まちがいなく。解散しなくて良かった。

2
オープン・プラン・ゴー // プロフォンド・ロッソ
TO LIVE, AND DIE, IN THE UK / PROFONDO ROSSO PCCY-00932
イギリスのワイルドハーツ、アメリカのグリーンデイの活躍によって、パンクバンドがバンバン出てきてますが(大貫憲章の時代再び!(笑))、最近のイギリスのパンクの中で一番気にいってるのが、このグループ。抜けの良いメロディーに突進するようなビート感。でもってここが大事なところなんだけど硬派である。アメリカパンクの詞がフニャフニャしてるのに対してこちらは社会的。バンド名はイタリア語で"真紅"赤という色は革命の象徴となる色。でこの曲は「裕福な虚構の人生を渇望し、真に必要なものに背を向ける...さぁ今日やろう!」てわけ

3
ビッグ・バン・ベイビー // ストーン・テンプル・パイロッツ
TINY MUSIC...SONGS FROM THE VATICAN GIFT SHOP / STONE TEMPLE PILOTS AMCY-939
いやいや...世間では商業グランジだとか言われてますが、やっぱ私は好きですねぇ...このインチキくささがたまらない!(笑)。やたらと長いLPタイトル(日本ではヴァチカンと省略してますが)も単なる嫌がらせでしょう(笑)。
  サウンド的にはますますシンプルになった感じだが、前作以上にメロディーの良さが目立つ作りになってるね。冗談としか思えない程メロウな曲もあったりして(でもこれが又イイ曲!!)とても楽しめるAlbumだね。この曲のモロビデオ映像もGood!!

4 プリティー・ヌース // サウンド・ガーデン
DOWN ON THE UPSIDE / SOUND GARDEN POCM-1168
どーも日本では今イチドッカーン!と行けない彼等だが、そんな事はおかまいなく我が道を行ってます。初のセルフプロデュースで、これまで培ってきたノウハウを自分達の思うまま大放出した大名盤!!特にクリスのVoのパワーは凄まじい!この男は一体何オクターブあるんだ?
  彼等独特の変拍子(7/8とか5/8)もガンガン出てくるし、ヘヴィーな曲はどこまでもヘヴィーに、バラードはどこまでも美しく... プロデューサーがいない分、よりハッキリとサウンド・ガーデンの真の姿が見えてくる。グランジでもオルタナでもメタルでもない、この音はまさにサウンド・ガーデン。

5 ウォーク・イット・アウト // デフ・レパード
SLANG / DEF LEPPARD PHCR-1440
前作までの完璧なまでの"作り込み"にメンバーが飽きちゃったのか、一転してシンプルな印象の作品。ロック界にとどまらず、ダンスとかハウスの現在にも目を向けてみました的なムードが全体に漂ってます。
  な、だけにとても空間の多い作りになってて、前作までの「ウ~もう食えねぇぜ」的なギュウギュウサウンドが好きな人にはもの足りないかも... 派手で元気な曲もあるんだけど「俺達も大人だから」って声が聴こえてくるんだなぁなんか。僕自身も"スタジアムでGoGo!"なレパードが好きなんで、なれる時間いるかも

6 ザ・リヴァーボート・ソング // オーシャン・カラーシーン
MOSELEY SHOALS / OCEAN COLOUR SCENE MVCM-584
さすがポールウェラープロデュースだけあってブイシ!いやシブイ!!(オヤジ)。TAKE5(知ってる?)を強烈に意識させるこの曲(この曲は5/8じゃなく6/8だけどね)で幕を開ける彼等の2nd(だったと思う)は、どっぷりR&B
  1stはもっとサイケな感じだったんだが、いやぁ変わるもんだ。何でも前のレコード会社と骨肉の争いがあったそうで、その間にサウンドも今のように変化したとか。もっとも彼等に言わせると「デビュー以前のサウンドに戻った」ということらしい。ルーツに帰っての再出発...ガンバ!(オヤジ2)

7 マガジン // オクトパス
MAGAZINE / OCTOPUS TOCP-8190
  最近、UKじゃブラー対オアシスみたいな話題が尽きないらしいが、俺は、ハッキリ言わせてもらうと軽いのも思いのも好きなんだな。ブリットだろうがメタルだろうがパンクだろうが、俺が良いと思ったものが好きなんだ。UKもUSも関係ない。そんで、このグループ...好きだなーこのセンス。作りものっぽい音にキャッチーなメロディー。きっと彼等は成巧できる才能を持ったグループだと思う。ビートルズよりはXTCに近い感じがあるね。  おすすめです。

8 ストレイ・ドッグス・アンド・ピン・バッグス // スモーラー
SMALLER EP-JAPAN EDI / SMALLER AVCM-65013
  XTCと言えばこちらもまた、ソレ系。
アルバムを通してひねるひねる!(笑)
普通にやればもっと売れそうなのに...あっまた曲げちゃった的。(でもこのひねりが最近の流行なんだね)
  しかし考えてみるとXTCは異端児だったからカッコ良かったわけで、みんながXTCだと、どーなるんだ?
世界中の人間がみんなチビピタTシャツになったら...それは悪夢だーっ!!ブラー以降のこの手の音は好きなんだけどチビピタだけは...みんなやめてくれ!  あぁ!!野村さんあんたまで

9 ディープ・スリープ・モーテル // ナンシー・ボーイ
NANCY BOY / NANCY BOY WPCR-0673
  でました!そのテの決定打!!ボウイはいりまくってます。完全に自己世界を泳いでます。ドノヴァンとジェイソンはあのドノヴァンとモンキーズのマイクの息子だ。サンデーサイレンス産駒が強いように(笑)こいつらはぶっちぎるぞ!ルックス抜群、「あたしのドノヴァ~ン」さぁ追っかけろ!
  サウンドもインチキくさくて100点(笑)メンズウェアの次はこれだね。ちなみにナンシーボーイとはイギリスのスラングで"おかま、ホモ"の意味...彼等がモノホンだとしたら、追っかける君はめでたくおこげデビュー。♪ヒュー(笑)

10 ア・デザイン・フォー・ライフ // マニック・ストリート・プリーチャーズ
EVERYTHING MUST GO / MANIC STREET PREACHERS ESCA-6446
  リッチー抜きでの初のアルバムとなった今作。
素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!名盤
今まで以上に力強く、生命力にあふれ、そして優しい曲達。マネージャーを亡くし、そしてリッチーを失った彼等の心の叫びが伝わってくる。  生命の大切さ、人生への希望が「どんなにみじめでも僕は生きていく」(エノラ・アローン)という歌詞によって、聴いてる人間を優しくはげます。
  マニックスは変わった、初期のひねくれガキはもうここにはいない。どんな  難も乗り越えようとしてる3人に拍手!!

THIRD JAMMINGS SET LIST~at NISSIN POWER STATION
  
1. AUTOMATIC GUN (JAPAN)
2. 90's MODERN
3. ROSY MOOD
4. FLY BOY (STAR STAR)
5. ROCK STAR
6. NEWEST WORLD
7. KISS&DIE
8. SOME WEIRD SIN (IGGY POP)
9. BREAK ON THROUGH (DOORS)
10. LIFE ON MARS? (D.BOWIE)
11. 名前のない星座
12. LOVE~未来への答え~
13. BODY
14. JOIN TOGETHER
15. シルエット
16. DANCE TO THE RUIN
En. DIAMOND DOGS (D.BOWIE)
  
1. NEWEST WORLD
2.  
3.   SAME  
4.  
5.  
6. AUTOMATIC GUN
7. WALL SONG
8.  
9.  
10.  
11.   SAME  
12.  
13.  
14.  
15.  
16.  
En.  
NEW ROSE (THE DAMMED)

What's JAMMING?
  今日で4回目を迎えるJAMMINGシリーズ。今回は3人のゲストアーチストを迎えて、今までとは違った世界を表現してみたいと思ってます。  まずビデオアーチストのチャーリー。画家の成田氏。そして照明アーチストの葛西さん。この3人と僕等でセッションをやってみよう!というのが今回のテーマです。  よくコンサートではセットやビデオなんかも使われるけど、それはあくまでもアーチストを引き立てるためのもので、それ以上の意味は別になし!だったりするじゃない!?  じゃあ、もしすべてが主張し合ってたらどうなるんだ?...見てみたい!ということでこの企画が実現しました。そんな感じなので、別に打合せなんかもしてないし、ビデオが曲にリンクするのか、成田さんの絵はどんな風にからむのか、俺も知らないんだ。  もしかしたらリンクとかしないのかもしれないし...。  今日のJAMMINGでは僕等は音楽担当アーチスト、よーするに違った世界のアーチストがJAMMINGという枠の中で好き放題、やりたい放題してみると、どんなものになんの?という事です。  まったく未知な世界ですが、あなたにとって今日のJAMMINGが素敵なものでありますよう

チャーリー
 (ビデオアーチスト)
本名は斉藤知大。スペースシャワーTVのディレクターを経て、音楽映像制作会社(SIGNS)へ移り、モグラネグラ(TX)や数々のビデオクリップも担当。「Welcome to The Pleasure Land Ⅰ,Ⅱ」「FINAL」も彼の作品。現在はフリー。また、自らギタリストとして「STEREO」というバンドを率いています。
成田光史
 (美術アーチスト)
絵画だけにとどまらないマルチ・アーチストであり、詩集までも発行しています。数々の造作物やショップ・デザインも手掛け、TVブロスの表紙を飾ったこともあります。今日の美術セットやロビー展示物で成田氏の世界を堪能して下さい。
葛西広司
 (照明アーチスト)
 ライトオフィス:魔方陣のLight Planner。広石との付き合いはUP-BEATデビューからであり、最も信頼されるコンサートスタッフです。独特で強烈な色使いには定評がありUP-BEATのライブでも実証済み。現在は他にZIGGYや忌野清志郎なども務めています。
守山賢
 (Gr)
スケジュールが合わなかった伊東正氏に代わって今回参加してくれることになりました。現在休業中のLAVのギタリストであり、伊東氏とは中学生からの幼なじみだそうです。

今回も下記のレコードメーカーのスタッフには多大な協力をいただきました。
AVEX,EPIC,MCA,EAST WEST,CANYON,SONY,VICTOR,WEA,TOSHIBA EMI,TOY'S FACTORY,POLYDOR, POLYSTAR,MERCURY
本当にいつもありがとう!!

感謝してます。
Hiroishi




今回はすごく良いビデオが多くて、本BGVに、はいりきれない作品が多数でてしまいました。
  本BGVは最長40分と決めてある為(あまりに長いと、お客さんが「テメー長いんだよ!!」となってしまう...客の文句は限りなく...キツイ(笑)。本BGV らもれた作品は会場時のBGにまわさせてもらいました。
  時間の都合上、下記の作品すべてが見れるかどうかは、わからないので、見れなくってもガマンしてちょ。

フックド・オン・マンデー // ホワット・エヴァー
SUGAR BUZZ / WHATEVER PCCY-00874
  元ワイルド・ハーツのドラマー、スティディーのバンド
とはいえ今作のレコーディング後に脱退してしまったよう。サウンドはポップなスラッシュだったり、メタルが突然スカになったりと面白い。元気な一枚です。

タイム // マリオン
THIS WORLD AND BODY / MARION POCD-1185
  デビューアルバムからのセカンド・シングルになるかな?
この曲の歌も然る事ながら、ビデオでも表現力がスゴイ。ジェイミーはデビュー以来どんどん自信をつけているんだろうね。この曲スゴク好き。

サンド・ストーム // キャスト
 
  ジョン・パワーの気まじめさが伝わってくるビデオだなぁ、ちゃんとコード押さえてるしずっと前見て歌ってるし、あんま愛想なし(笑)
地味だとつらいUKで、こういうバンドは損してんだろうなぁ。

ゴー・アウェイ // ハニー・クラック
 
こちらも元ワイルドハーツのCJひきいるNewグループ。なんでも全世界に元ワイルドハーツは600万人いるそうで(ウソ) 両者の共通点はメロディーがポップな所。
サウンドはこちらがよりポップ。今時ツインリードVoとはおもしろい。

リトル・シング // ブッシュ
SIXTEEN STONE / BUSH MCA VICTOR
  ビデオしか見ていないんで、何とも言えないけど、どーもニルバーナの曲をエディーヴェイダーのそっくりさんが歌ってるように見える(笑)。
  正体を確かめたい... 6/21発売です。

ゴーイング・フォー・ゴールド // シェッド・セブン
A MAXIMUM HIGH / SHED SEVEN POCP-7123
  より骨太になった彼等の2ndからの2ndシングル。この曲はちょっとオアシス的なせつなさがはいってるね。こっちのほうがタイトだけど。
  ホーンの使い方とかがすごく気にいってます。

ゴールド・フィンガー // アッシュ
1977 / ASH TFCK-88783
  デビューフルアルバム。今までのシングルだけを聴いてると、青春パンクっつーイメージが強いけど、イヤイヤまいったなーおじさん困っちゃった(笑)
ハードロック的アプローチがあったりして、スゴク良いよコレ。

  今回はビデオが手に入らなかったため、紹介できなかったGoodなアーチストが結構あります。一応名前を書いとくんで、チェックしてみて。
●フー・マンチュー~カリフォルニアのサイケロック ●ハンク~70年代バキバキロック ●ザ・シュガー・プラスティック~XTC的ロック ●アフガン・ウィッグス~ヘヴィーサイケ ●チャイナ・ドラムー~プロフォンド・ロッソと同じ出身地のパンク・バンド ●キュアー~メンバー変われど健在!!

(基本的に誤字脱字もそのまま掲載しています。)